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昆虫食が人類を救うって本当ですか?実際食べてみたよ。その1

モニターの前のネット中毒のみなさんこんにちは。
今日はこんなことが気になったのでやってみました。
 

昆虫食です。

昆虫が食べてみたいなと突然思ったのですよ。

ゲテモノ食いの冷かしとかではなく、それはもう真剣に虫を食したい。

純粋に。トキメキのような気持ちを温める毎日でした。

 

www.yomiuri.co.jp

 

昆虫は高タンパクで、ビタミン、ミネラル、食物繊維が多く含まれるなど、栄養価が高い。野生で捕獲するか、養殖するにしても、牛や豚などの家畜動物より小規模の土地で育てられるため、環境への負荷が低い。牛肉1キロを生産するために8キロの飼料が必要なのに対し、昆虫1キロの生産には2キロの飼料で済むうえ、家畜に比べて温室効果ガスの排出量も少ないという。

 

食物連鎖のピラミッドの頂点として生活する人間は、

どうあがいたって多くの生き物の命をいただくことでしか生きられないわけです。

 

そこにいままで食用として「昆虫」というワードが出てきたときは、

棚からぼたもちというか目からうろこ的なハッ!と気づかされた部分があります。

 

 

食べる前にわたしと虫の話を聞いてくれ。ねえ聞いて。(不安)

それはさかのぼること20年前。わたしが自称昆虫博士だったころだった話。
 
アリだろうが、ダンゴ虫だろうが動くものは興味を示し、
学校が終わると昆虫図鑑片手に公園へ走り出したものです。
 
アリの巣を見つければ水を流して破壊し、丸まらないダンゴ虫を丸めてみたりと、
子供ながらの猟奇的な部分が満載でした。昆虫にとっては連続無差別殺人鬼にしかみえないそんな勉強という名の荒行をやっていました。
 
そんな少女もいつしか大人になり、友達だと思っていた昆虫を嫌いになっていました。
 
バッタのようなデカイ虫を怯えるようになり、ゴキブリのような害虫と呼ばれる虫をみんなの前で積極的に殺してプチヒーローになっていました。
 
その気持ちはその後何年も続き、
18才のとき博物館で普段見ない昆虫が展示されていたのを見て自分の中にあるなにかが覚醒しました。
 

その場に展示してあったバカみたいにデカいムカデを見て、

思わず触ってもいいですか?と聞いてしまった。

 
実際は「あ、あ、ああの、さ、ささささわってもいいですか。ふぇぇえ」
と恐怖、不安、期待、希望、勇気などが入りまじった新卒のリクルーターのような気持ちで聞いたと思います。
 
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ムカデは「百の足」と書くだけあって手のひらでサワワアアアアと動く。
ほんの数秒手のひらにいただけなのにぞわぞわが快感である。覚醒。
 
ムカデがいなくなった手のひらを嗅ぐと、くぅっせええええええええ!!!
とムカデの記憶を臭いと共にインプットできました。臭かったなぁ(;_;)うぇ
 
 

ディズニーだって昆虫食を推奨している

百獣の王同士の騙し合いでおなじみ「ライオンキング」でも昆虫食のシーンが出てくる。
迷子になってしまった子供ライオンに肉ではなく昆虫を食べようと教える。
高タンパクな昆虫を食べて立派なオスライオンにしたんだからたいしたもんだ。
 
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もしかしたら小さいころにみたライオンキングの昆虫食のシーンがすりこみのように残っていたのかな。おいしそう見えたもんなあ。

 

虫!虫!虫!そんな気持ちが沸き起こってしまい、

自分で鎮火できなくなってしまいそうだっので調べることにしました。

 

まず初心者と言えば入門書ですよね。

ありましたよ。昆虫食入門。

 

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 著者の内山さんは昆虫料理研究会代表で、
昆虫をおいしく食べる為に日々研究を重ねるというすごい人。
 
やたらめったら食べればいいというものではありません。
入門書曰く、おいしい虫とまずい虫があるよんと書いてあります。
 
 
世界で食べられているおいしい昆虫
  • バッタ
  • コオロギ
  • ハチ
  • アリ
  • 甲虫(カミキリムシ、コガネムシ、ヤシオオサゾウムシ)
  • セミ
  • カメムシ
  • シロアリ
  • 水生昆虫(タガメ、ゲンゴロウ)
 
カブトムシの幼虫はおいしそうにみえるが食えたもんじゃねえ!と著者は言っています。
 
 私たちが感じるきれい、きたないという判断は、意外とあいまいなものである。食品・栄養学が専門の伏木さんは『人間は脳で食べている』で食品に必要なのは「清潔」ではなく「清潔らしさ」なのだという。検尿コップにビールを入れて飲む…ことを想像すると、不快感を感じる人は多い。色も尿とビールは似通ずるものがあり、それを目にして何も気にせずビールの味をたしなむ事はなかなかできない。このようにイメージだけで科学的な根拠もなしに私たちは好き嫌いを決めているように思われる。

 

最近の食の安全に対するニュースをみてなにを信用していいのかわからなくなっていたとこに昆虫食がおりてきました。

 

わたしたちは見た目と偏見や先入観で本当においしい物を食べ逃しているかも知れない。

本を読めば読むほど昆虫の深さや食べ物に対する興味が湧いてきたのです。

 

虫を害虫としてではなく、共存する仲間と思い、貴重な食料としていく時代になっていくんだと本気で思っています。

 

 
工業化されてどこからきたかわからない添加物が入った食品と無添加の昆虫。
あなたはどっちを食べるだろう。
さて食べてみよう。

 

つづく。